体重は、出産までに何キロくらいなら増えても大丈夫なの?
安産体重の理想をハッキリ言いますと、 赤ちゃんの出生体重(約3kg)に胎盤&羊水など(約3kg)を加えた程度、つまり6~7kg増。 ちょっとおまけして8kg増までなら安全です。 ただし、これは標準的な体型の場合。自分のBMIの数値(肥満度)に合わせて補正してくださいね。
身長(m)×身長(m)の値を妊娠前の体重(kg)を割ったものが、あなたのBMIです。
18未満のスレンダーさんは8~10kg増までOK。
逆に、24以上30未満のふくよかさんは5kg増以内に抑えておきたいですね。
過度のストレスにならない程度に気をつけてください。
妊娠初期の妊婦さんが1日に必要とするカロリーは、 実は妊娠前と変わらない1800kcalで十分なのです。
中期になっても1950kcalと、せいぜい牛乳1杯分相当のカロリーが増えるに過ぎません。
「2人分、2人分」とウレシそうにおかしをパクついている、そこのママ、ダメダメ。
カルシウムを妊娠前の約1.5倍、鉄を約1.7倍摂っておきたい妊婦さんに、 残念ながらおかしを2人分食べる余裕はありませんよ。
妊娠後期になると、さすがに1日2150kcalが必要になりますが、 単純に食べる量を増やしたのでは、塩分など、 できればとりたくないものも過剰にとることになってしまいます。
食材を、栄養価の高いものに変えるなどの工夫でカロリーをおぎないましょう。